不安との戦い方

1年ほど更新が空いてしまいました。昨年は本当に色々と大変な一年だったのですが、社員のみんなの頑張りのおかげで無事乗り切ることが出来ました。その中で「不安との戦い方」について、考える機会が多かったです。

「これから起業をしたい」という人と話す時にも、「不安とどう戦うか」という話題は盛り上がります。一番良い戦い方は、それに打ち勝つだけの環境がある事です。例えば「お金の不安」に対して、一番いいのは「一生遊んで暮らせる資産」があれば、全く不安になることはありません。

なかなかそうもいかないので、「不安」と戦う方法として一般的なのは「自信」です。でも、往々にして、「自信」というのは「過去の結果」から得られるものなのですが、過去と環境が変わっている時にはあまり役に立ちません。「あのお客さんの時にはたまたま上手く言ったけど、今回、このお客さんの時には上手く行くような気がしない」みたいなことが多いような気がします。

そもそも、これだけ社会の状況が目まぐるしく変化している中で、過去の実績って全然役に立たないんですよね。私も12年会社を続けてきましたが、本当に「運がよかった」と思うだけで「未来に対して自信があるか」と言われると「わからない」としか言えません。


実は「不安と戦う」時に一番ネックになるのは、「不安は無限に出来る」という事だと思います。例えば飛行機に乗るときに「墜落したらどうしよう」とか、「今、大地震が起きたらどうしよう」とか、「街中を歩いている時に上から鉄柱が起きてきたどうしよう」みたいな不安だって、不安になろうとしたら幾らでも出来るわけです。

その「無限の可能性を持つ不安」に対して「自信」ってあまり役に立たないんですよね。

「じゃあ、どうやって不安と戦うべきか」と言われれば、最後は「勇気」なんだと思います。その勇気が振り絞れないからこそ環境や自信に救いを求めてしまいがちですが、最後は「勇気を持つこと」以外ないんじゃないかなと、この1年、思うようになりました。

「勇気を持つ」という事は、「自分が勇者になる」という事でもあります。
考えてみたら、「勇者」という職業は、「魔法使い」みたいな特別なスキルがあるわけでもなくて、メンタルだけで成り立っている職業です。でも、それが一番難しいからこそ、主役が与えられているのかもしれません。

葬送のフリーレンという漫画が大好きなのですが、その中で、ヒンメル様という勇者について語るシーンで「勇気を学ぶ」という表現があります。チャレンジをするという事、不安と戦うという事は「勇気を学ぶ」という事なんだろうなと思っています。

引用元:「葬送のフリーレン 1」