フリーライダー

この度、第9回ホワイト企業大賞特別賞という素晴らしい賞を頂くことが出来ました。素晴らしい賞を頂き本当に身の引き締まる思いです。関係の皆様に改めてお礼を申し上げたいと思います。


今回の受賞に際して、一度、選考委員の方々がいらっしゃって、インタビューをして頂きました。そこで幾つか僕自身が迷っていたことなども率直にお話しさせて頂きました。その中で話題にしたのが「カームカンパニー」という概念についてです。僕自身は弊社の方向性とノーハードワークという本に書かれている方向性が一致しているので、カームカンパニーという概念を打ち出したいのですが、そうすることによって採用応募者の中に「頑張らなくてもよい」という思いが見え隠れする方が増えてきたので、前面に打ち出すか迷っているということを選考委員の方にお伝えしました。


すると委員の方から「あ、御社の場合には「仕事が好きな人が仕事に集中できる環境を目指している」という事なんですね」とお言葉を頂いて、「わが意を得たり」と思いました。さすが選考委員の方々は色々な企業をご覧になっていらっしゃるので、私が言語化できずにもやもやしていた部分を非常に上手く言語化していただきました。


先日、社員と面談をしていても「フリーライダー」という単語が意外と知られていないんだな、と思いました。「集団の利益にただ乗りする人」という意味なのですが、ホワイト企業大賞特別賞というインパクトにつられて、フリーライダー予備軍の方を採用しないように注意をしないといけません。ただ、一方で、フリーライダー対策については色々な本を読んでも有効なものは特になく、むしろ働きアリの「2:6:2の法則」を引き合いに「必ず生まれるものだ」という意見すらあります。なかなか会社を経営するというのは難しいものだなと思います。